自己紹介
マッカーティン・ポールと言います。自己紹介させていただきます。 オーストラリア生まれの50代のカトリック司祭です。聖コロンバン会というアイルランド出身の小さな宣教会の者です。聖コロンバン会の多くの司祭は貧しい(貧しくさせられた)国々(パキスタン、ペルーなど)で働いているのでその人々の貧困、苦しみ、期待を毎日見ています。また、この貧困は豊かな国々が作ったものだと分かっています。豊かな国々の政治的な、また経済的な政策が貧困を作っています。また、豊かな国々が貧しい(貧しくさせられた)国々を搾取していることによって豊かになったことも分かっています。この政策を決めるのは私たちの政治家、官僚、企業家などです。つまり私たちの両親、兄弟姉妹、子供たちと友達です。で貧しい人々の苦しみの責任は私たちにもあることが分かっています。それで聖コロンバン会は「貧しい人々の優先」の選択をしました。政策を決める時に、仕事を決める時に、仕事のやりかたなどを決める時に、貧しい人々のことを考えながらすべてのことを決定するということです。たとえば、この政策やこの仕事やこのやり方は貧しい人々にどんな影響を及ぼすかを考えて決定するということです。貧しい人々を苦しめることを避け、助けることを選ぶということです。
経歴
1979年に来日しました。
1998年に聖コロンバン会は貧しくさせられた国々の債務帳消しキャンペーンに参加することを決めて私はジュビリー2000日本の設立に参加して債務帳消しキャンペーンに専業しました。
10年ほど前までは教会で(小教区を持って)働いていました。
現在「聖コロンバン会日本」のエコロジーと正義と平和担当者です。
2000年に聖コロンバン会は生命特許(遺伝子、植物、動物、などに特許を設定すること)という問題を取り上げて2003年に日本で「生命に特許はいらない!キャンペーン」の創立に参加しました。
2006年 「地球温暖化と気候変動:キリスト者の優先課題」を著しました。
すべての物は他のすべての物と繋がり合っていることを実行しようと思っているベジタリアンです。
ライフワーク
マッカーティン家は1500年前からキリスト者であるらしいですが、高校を出て神学校に入ったらキリスト教のことがほとんど全く分かっていないことに気付きました。真面目な信者であるつもりだったのに。その先生に私は自分の信仰を考え直させられて始めて少し分かるようになりました。
私が働いた小教区で感じたことですが、多くの信者さんは、イエスのこともカトリックの伝統もよく知らないし、信仰は個人的なもので、ほとんど社会問題に関心を持っていません。(神学校に入る前の私と同じ。)すべての物は他のすべての物と繋がり合っていることを知りません。(宣教師はみんなによく伝えていないということでしょうか。)つまり、信仰と生活は別々なものとなっています。
極端な話ですが、長崎の原爆の飛行機の機長はカトリック信者だったそうです。彼はカトリック信者、修道女も含めて、沢山殺しました。イエスの中心的な教えは「お互いに愛し合いなさい」、また「敵を愛しなさい」なのに機長はそれを無視して虐殺を起こしました。なぜでしょうか。残念ながらこういうことは珍しくありません。
ジョン・レノンはこの人々のことを歌っていました:
Imagine there’s no heaven
It’s easy if you try
No hell below us
Above us only sky
Imagine all the people
living for today
想像してごらん、天国なんかないと
その気になれば、やさしいこと
ぼくらの下に、地獄がなく
上には、空があるだけだと
想像してごらん、みんなが
今日のために生きていると
それで信仰と生活、宗教と社会を結び付けるために聖書講座を作って色々なところで開かせていただいています。